『ぶちょーに答えてもらいまSHOW』
ご質問・ご意見とそのご回答
みなさまから寄せられたご質問やご意見に、各担当領域の責任者がお答えします。
アフィリエイト業界
アフィリエイト業界は、データ連携・分析の分野において、デジタル広告フォーマットの中でも遅れを取っていると感じます。業界を代表するASPとして展望と具体的なアクションがあれば教えてください。
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まず、デジタル広告フォーマットの中でも遅れを取っていると感じている部分について、弊社としてはそんなことはないと考えています。
というのも、アフィリエイトは、メディアのみなさまのサイトに訪れるような一般の消費者による商品購入や、サービスの成約などの意思決定の支援を行うことにより、「広告主のパフォーマンス最大化」と「メディアのマネタイズ」を実現しています。そのため、消費者がどのような情報探索を行っているかなどの、行動情報も取得することができます。
したがって、アフィリエイトは、ほかの広告手法と比較して、より消費者の意思決定支援が行えるのではないかと考えています。そして我々の具体的なアクションとして重要だと考えていることが、この仮説を磨き込み、我々なりの答えを導き出すことです。
そのうえで、その答えの立証・実現にむけて情報・データを活用すること、たとえば、分析したデータを基に、より消費者が購入しやすいような「広告(主)」と「アフィリエイトサイト」をマッチングさせるような取り組みや、ほかの事業で取り扱っているデータを分析し、アフィリエイトサービスへフィードバックすることも検討できます。当然ながらデータの取り扱いは厳格に行うことが大前提です。
バリューコマースの中期経営計画でも「ECデータを価値ある情報に変えて流通を拡大する」という目標を掲げています。その達成に向け、『仮説を磨き込み我々なりの答えを導き出す』ことを進めています。
今後のアフィリエイト市場の風向き、広告主の業界ごとの動向や動きなど、把握している範囲で教えてください。
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当社のアフィリエイトセグメントの取引高の状況は、2020年以降、新型コロナウイルスの影響を受けましたが、2020年を底として昨年からは回復傾向です。成長している領域として、物販領域と通信領域が堅調です。また、金融カテゴリーも2021年に回復しました。
一方で、外出を要する旅行ジャンルは、2019年以前と比較するといまだ厳しい状況です。本格的に回復するのは来年以降と想定していますが、少しずつ回復傾向に向かっています。
アフィリエイトサイトではどのような動きがあるのか知りたい
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リモート環境の普及により、インターネットの環境整備が進んだことや時間の確保できるようになったことで、インターネットを利用した副業が活発化しています。また、個人の発信力もますます強くなってきている社会的背景から、アフィリエイトへの新規参入が増えているだけでなく、集客方法も従来のSEOやリスティングに加えて、SNSの活用といった多様化が進んでいます。
一方で、ステルスマーケティング(ステマ)や不当表示などに対する取り締まり強化や、ITPといったユーザーを守るための規制は今後も進んでいくので、クリーンな情報発信が求められています。
バリューコマースではその両方に対応するため、SNSのメディア登録を可能にしたり、アフィリエイター向けの法律に関するセミナーを開いたりしています。
ニュースサイトなどで、おすすめ記事にまぎれて、グロテスクな文面や動画のアド広告を見かけるたびに、作業のモチベーションが下がってしまいます。成約率を上げる施策やテストの結果だと思いますが、このようなアド広告についてはどのようにお考えでしょうか?
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違法と思われる広告クリエイティブについては、本サミットでも随所に出てきたとおり、より厳格な対処・対応が求められることになると思います。弊社としても、より厳格に対処・対応してまいります。
アフィリエイターに担当が付く基準はありますか?
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明確な基準は回答できかねますが、アフィリエイト市場の拡大に貢献いただけるパートナーとして弊社担当が付くことでの有用性があれば、いつでもお取り組みをご一緒させていただきたいと考えています。
日本のインフルエンサーは中国のKOL(中国でのインフルエンサー)と比べて報酬形態の違い(固定PR費と成果報酬制の違い)から「売る力」が低いと言われがちですが、インフルエンサーを活用したアフィリエイト市場は今後伸びると思われますか?
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インフルエンサーを活用したアフィリエイト市場は伸びると思います。中国と日本とでは文化や人口など、さまざまな違いがあるので一概に比べられないと思いますが、日本でも事実としてSNS利用ユーザーは増え続けていますので、アフィリエイトでもインフルエンサーを活用することは必然かと思います。
YouTube、Instagramの次は、どのSNSに対応しますか?
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現時点ではYouTube、Instagramで利用できる広告主の増加や使い勝手の向上に力を入れています。ただほかのプラットフォームも検討を進めており、利用状況や親和性などを考えて展開していく予定です。
『バリューコマース アフィリエイト拡張機能』を使うメリットは、何かありますか?
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大きく2点のメリットがあると考えています。1つ目は、こちらの機能を利用いただくとGoogle検索結果で、バリューコマースで提供している広告主プログラムを確認することができます。2つ目に、閲覧している広告主のサイトで、すぐに広告を作成できる、ということです。
すでに利用者は1,000サイトを突破しており、非常に利用満足度も高い機能になっていますので、まだ使っていない方はぜひご利用いただければと思います。
サイト運営
毎年情報を更新する必要がある記事について、新しいURLで作り直したほうがいいのでしょうか?
同じURLのまま中身だけ書き換えても、SEOでは影響はないでしょうか?
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SEOという観点で断定的なことは申し上げられませんが、ちょっとした情報のアップデートであれば、同じURLで修正いただき、大幅な情報更新であれば、新たなURLで作り直すこともよいと思います。新たなURLで作り直す場合、古い情報が残らないようご注意ください。ユーザーにとって誤った認識が生まれないよう、有益な情報発信をしていくことが大切です。
ライブドアブログを活用していますが、集客対策を教えていただきたいです。
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どのプラットフォームでも言えることですが、SNSを有効活用して集客するアフィリエイトサイトは年々増えてきています。SEO集客をメインとしたサイトでも、SNSを併用することで上手に集客しているケースは増えていますので、もしまだ利用されていないようでしたらご検討ください。
現在、月間5万PV、報酬金額20万円規模です。今後、30万円、40万円と報酬を増やすには、既存サイトの拡充と新規でサイトを立ち上げるのではどちらに注力すべきでしょうか?
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既存サイトで、先ほどお話ししたSNSを使った新たな集客など、いま行っている集客方法以外で誘導強化を図ることが一番早いかとは思います。一方、新規でサイトを立ち上げることは、既存サイトが何らかの理由で運営が難しくなってしまった場合、収入の面でのリスク分散に有効的です。ただし、安定した報酬が出るようになるまでに、時間も管理工数もかかってしまう可能性はあります。
これらを踏まえたうえで、ご自身のやりたいこと・やりやすいことを追及していくのがよいかと思います。
また、「ブログのテーマやキーワード選定方法、考え方などを具体的に教えていただきたいです。」というご質問もよくいただくのですが、ご自分で興味があって、ほかの人より詳しいテーマを選択することがよいと思います。情報は常にアップデートされますので、継続的に情報収集する場合、興味がないと長続きしないためです。
ほかにもサイト運営に関するたくさんの質問をいただきましたが、これまでの質問も合わせて、ぜひみなさまに参考にしていただきたいのが、バリューコマース アフィリエイトのWebサイトにある『ステップアップガイド』というコンテンツです。
集客方法や稼ぐコツ、運用型広告のやり方など、初級の方から上級の方まで、アフィリエイト運営をサポートするコンテンツになっています。実際にアフィリエイトで活躍しているサイト運営者さまのインタビュー記事もございますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
参考:ステップアップガイド
広告のバナーや最新情報が更新されたら、更新されましたよと連絡があればうれしいです。
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貴重なご意見ありがとうございます。バナーの更新だけではなく、いかに、アフィリエイトサイト運営者のみなさまにメリットになる情報を、スピーディーに届けていくかは弊社の課題と感じていますので、最適な方法を検討していきたいと考えています。
X(旧Twitter)を見ていたら、バリューコマースの広告提携審査に落ちたって嘆いている投稿を見かけました。
どんなところをみて判断するのですか?
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提携ルールは広告主それぞれとなりますが、分かりやすい部分では、サイトのコンテンツが不十分なものや著作権法が守られていない不適切なもの、またはその広告主の取り扱う商品・サービスと関連性が低い場合は審査に落ちやすい傾向があります。
最近は「SEO」「SNS」「YouTube」どの集客が稼ぎやすいと思いますか?
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他社調べのデータにはなってしまいますが、ユーザーはまだまだ「SEO」集客での情報収集が多いのが現状です。さらに、弊社の成約数や報酬額で見てみても、「SEO」メディアが大半を占めている状況です。稼ぎやすいという質問の回答で言うと、事実ベースでは「SEO」がもっとも稼げているというデータが出ています。ただ、今後のアフィリエイトは「SEO」だけ、というわけではなく「SNS」などのほかツールも掛け合わせた運用が必要になってくるかと思います。
特化型ブログと雑記型ブログ、どちらの方が稼げますか?
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特化型は、1つのテーマに則して深堀りができるので、目的が一致したユーザーが来訪した場合に、コンバージョンする確率が上がりますが、ターゲットとなるユーザーの絶対数が減少します。一方、雑記型の方は、ターゲットとなるユーザーの絶対数は増加しますが、クオリティの高い記事を書くか、大量の記事を作る必要があります。初心者アフィリエイターの方は、まずは特化型でテーマとターゲットを絞り込んで、小さく稼いでいくことをおすすめします。
企業が運営するブログ・サイトが増えてきているように感じます。個人ブログでアフィリエイトを続けるのは、難しいでしょうか?
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確かに検索周りは、年々厳しくなってきているように感じられているかもしれませんが、SNSなど、サイト集客の多様化が進んでいる昨今ですので、検索周りに固執しなければ、個人のプレイヤーでもアフィリエイトを十分に継続いただけるかと考えています。
いまの時代、アフィリエイトサイトの立ち上げは中古ドメインの方が賢い選択ですか?
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SEOで上位を狙うのに有効か? というご質問かと思いますが、一つの手段として中古ドメインを選択されたほうが良いという話はよく聞きます。ただ、確証はないことですし、グーグルアップデートによって変わる可能性もあるかと思いますので、まずはユーザーニーズに寄り添ったサイト作りを心がけることが一番だと考えています。
広告主のジャンル
空いた時間に、スマホから広告主検索を行っています。
スマホから見ると、広告検索を行うために、パソコン版への表示切替をしなくてはならず面倒です。この作業なしに、広告検索、提携が行えるような改善は行われますでしょうか? また、アプリ開発などは検討していますか?
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昨年リリースしたSNS掲載用アカウントが非常に好調でもあることから、スマホから手軽に広告検索や取得するニーズが高まっているのは認識しています。スマホユーザーの使いやすさには優先度を上げて対応する予定で、アプリという手段を提供するかは分かりませんが、スマホからでも使いやすいサービスを提供していくという方針で進めています。
SNSで広告掲載が行える広告主を増やしてほしいです!
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広告主営業担当にて、積極的に提案を進めていますので、徐々に総数は増えてくる予定で進行しています。
法律
はじめてアフィリエイトを挑戦します。はじめてまもない人が陥りやすいミスとか問題があれば教えてください。また、アフィリエイトに関する法律を知るにはどうしたらいいでしょうか?
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みなさんが発信される情報には、責任があることを認識してください。たとえば、勝手に漫画の表紙画像を使用していたら商標侵害に該当しますし、コスメの成分を間違って書くと薬機法のトラブルに発展する可能性があります。
最低限の法律を守っていただくため、バリューコマースでは、行政や各種法律のリンク集を用意していますので、[アフィリエイトサイト運営者へのお願い]のタブからご覧ください。
参考:運営ポリシー
消費者庁の規制が出たら、何をすればいいですか?
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新たなガイドラインは今年の夏頃に発表する、とのことです。ガイドラインの内容に合わせ、法制度やそれにともなう作業が必要な場合、猶予期間が設けられます。