アフィリエイトサイトの収益をあげるために、戦略的なWeb集客は必要不可欠です。Web集客とは、Web(インターネット)を活用した、さまざまな手法でサイト(ブログ)を目立たせ、サイト(ブログ)のアクセスを増やすことです。

ここでは、アフィリエイトサイト(ブログ)の収益をあげるために見るべき数字についてご説明します。流入元、成約率を把握したらWeb集客を強化しましょう。

目次

Web集客の流れを把握する

Web集客の基本的な知識として、まずはユーザーがどのような流れでサイト(ブログ)にアクセスするのか、その流入経路を把握しておきましょう。Googleアナリティクスを活用することで、どのようなユーザーがどのような流入経路で自分のサイト(ブログ)にアクセスしているのかを分析できます。

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一般的には次のような方法でサイト(ブログ)に訪れるユーザーが多いため、Googleアナリティクスでも「Default Channel Grouping(デフォルトチャネルグループ)として分類されています。

(1)Organic Search(オーガニック検索)

「Organic Search」とは「オーガニック検索」とも呼ばれるもので、Google検索エンジンを使ってキーワード検索をしたユーザーが、あなたのサイト(ブログ)にアクセスすることです。検索結果の表示順位が上位であればあるほど、アクセスするユーザーは増えます。そのため、しっかりとしたSEO対策ができているサイトやブログは、オーガニック検索から訪れるユーザーが多いです。

(2)Direct(ブックマーク)/ Email(メール広告やメルマガ)

「Direct」とは、あなたのサイト(ブログ)をブックマークやお気に入りなどに登録したユーザーが、直接サイト(ブログ)にアクセスすることで、「Email」とは、ユーザーに送ったメールに記載したリンクからユーザーがアクセスすることです。Google検索エンジンや広告などを経由することなく直接サイトにアクセスするため、「直接流入」と呼ばれています。

(3)Referral(被リンク)

「Referral」とは「被リンク」とも呼ばれるもので、自分のサイト(ブログ)以外のサイトに設置された記事 のリンクからユーザーがアクセスすることです。Googleアルゴリズムでは、ドメインが異なる複数のサイトから被リンクを受けることで、記事の評価が高まる傾向があるようです。

(4)Social(SNS)

「Social」とは、文字通りソーシャルメディア(SNS)を経由してユーザーがサイト(ブログ)にアクセスすることです。GoogleアナリティクスのDefault Channel Grouping に表示されるSocialをクリックすると、X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、YouTubeなど、流入元であるソーシャルメディアの種類が分かります。

(5)Paid Search(有料広告)

「Paid Search」とは、リスティング広告(有料広告)からの流入です。リスティング広告は、検索キーワードで表示される検索結果のさらに上に表示されるため、キーワードに関連する事柄に興味を持ったユーザーに対してアプローチしやすく、クリックされやすいという特徴があります。表示されたURLの隣に「広告」というマークがついたページが有料広告で、広告がクリックされると料金が発生します。

(6)Affiliates(アフィエイト広告)

「Affiliates」とは、アフィリエイト広告用リンクからの流入です。アフィリエイト広告についてはすでによくご存じですよね。サイトやブログに貼られたアフィリエイト広告用のバナーやリンクを経由して、ユーザーがサイト(ブログ)にアクセスすることです。

(7)Display(ディスプレイ広告)

「Display」とは、「バナー広告」とも呼ばれるもので、各サイトのページに表示されている動画やバナー画像をクリックしてユーザーがサイトにアクセスすることです。特定のキーワードで検索したユーザーに限らず、幅広いユーザーに対して広告表示ができるという特徴があります。

(8)(Other)(その他)

「Other」とは、Googleアナリティクスが想定していなかった流入元からの流入など、流入経路を分類できなかったユーザーからのアクセスのことです。

Web 集客をはじめるために必要な3つの準備

Web集客の流れとしてユーザーがどのようにしてサイト(ブログ)に訪れるのかを把握したら、次はWeb集客を始めるための準備をしましょう。Web集客を始めるために必要な準備はたった3つです。この3つの準備をしっかり行っておくことで、Web集客の成果が大きく変わってきますよ。

(1)Web集客の目的を明確にする

Web集客の準備としては、なぜWeb集客が必要なのか、その目的を明確にすることから始めましょう。目的を定めずになんとなくWeb集客を始めてしまうと、残念ながら失敗に終わる可能性が高いです。

アフィリエイトサイトやブログでWeb集客を始める目的は、アフィリエイトの成果につなげることです。Web集客によってサイト(ブログ)に多くの人が訪れるようになったとしても、肝心のアフィリエイト成果があがら なければ意味がない ですよね。

たとえば、企業のホームページやブランドのサイトなどであれば、直接的な商品購入に結びつかなかったとしても、人の目に多く触れるだけで企業やブランド認知度があがり、あとになって効果があらわれるということもあります。

しかし、アフィリエイトサイト(ブログ)の場合はWeb集客でユーザーを集め、アフィリエイト広告をクリックしてもらうことが、最大の目的となるのです。

(2)Web集客で集めたいユーザーのペルソナを明確にする

「ペルソナ」とは、Web集客で集めたいユーザーの人物像のことです。アフィリエイトサイト(ブログ)運営におけるペルソナは、売りたい商品やサービスによって設定していきましょう。自分の好きなジャンルの商品やサービスの提案をメインとしたアフィリエイトサイト(ブログ)であれば、ペルソナは自分をイメージして設定してもいいでしょう。

性別や年齢、趣味、仕事や年収、興味関心や悩みなど、Web集客で集めたいユーザーのペルソナを細かく設定することで、アフィリエイト成果につながりそうな検索キーワードや記事の書き方、広告の打ち方などが見えてくるはずです。

(3)アフィリエイト成果につながる受けページ、CVポイントを作る

「受けページ」とは「ランディングページ(LP)」とも呼ばれるもので、Web集客で流入したユーザーが最初に訪れるページのことです。Web集客の準備として、受けページの作り込みは欠かせません。

なぜなら、せっかくユーザーを集めたとしても、受けページの作り方次第でアフィリエイト成果につながるかどうかが大きく変わってくるからです。

アフィリエイト(ブログ)で受けページとなるのはアフィリエイト記事です。ユーザーが最後まで読みたくなるように内容が充実した記事を書くのはもちろんですが、アフィリエイト広告のクリックまでスムーズに誘導できるようにしておきましょう。

また、視覚的なCV(コンバージョン)ポイントを設置することも大切です。クリックしやすいバナー広告やテキスト広告を、適切な位置に設置し、効果的にアフィリエイト収益をあげていきましょう。

アクセス数とコンバージョン率は重要な数字

「アクセス数」とは、文字通りアフィリエイトやブログにアクセスするユーザーの数のことです。サイト(ブログ)のアクセス数は、現状おこなっているWeb集客の方法がうまくいっているかどうかを検証するために重要な数字となります。

アクセス数をあげるためには、記事のSEO対策をしっかりとおこなうことやSNSや有料広告を活用することが効果的です。ただし、アクセス数が増えたからといって、その分アフィリエイト収益があがるかというと、そうではありません。アクセス数以上の重要な数字が「CV(コンバージョン)率」です。

CV(コンバージョン)率とは、アフィリエイトやブログにアクセスした人が、どれくらいアフィリエイト広告をクリックし、その商品やサービスを利用したのかをあらわす数字です。10人がサイトにアクセスし、そのうち1人が商品を購入したのであれば、CV(コンバージョン)率は1割(10%)ということになります。

アフィリエイト収益をあげるめには、このCV(コンバージョン)率をあげていかなければいけません。Web集客で集めたユーザーの目的や嗜好(しこう)とサイトで提案している商品やサービスがかけ離れていたら、いくらアクセス数を増やしたとしてもCV(コンバージョン)率はあがりせん。

逆にアクセス数が少なかったとしても、CV(コンバージョン)率がものすごく高ければ、アフィリエイトの収益はあがっていくでしょう。

CV(コンバージョン)率をあげるためには、集めたいユーザーのペルソナをしっかりと設定すること、アフィリエイト成果につなげるための導線やCVポイントを効果的に設置することが重要です。

まとめ

アフィリエイトサイトの収益をあげるための効果的なWeb集客の方法についてご紹介してきました。いかがでしたか?今回ご紹介した内容は、Web集客における基本中の基本ともいえる内容です。

基本知識をしっかりと頭に入れたうえでWeb集客をはじめてみて、その結果どうなったのかという検証・分析を繰り返すことで、きっと自分に合ったWeb集客方法が見えてくるはずですよ。ぜひ参考にしてください。