Webサイトを運営しているみなさまは、自身で運営しているブログやアフィリエイトサイトを売買できることをご存じでしょうか?
今回は、サイト売買(サイトM&A)のマッチングプラットフォーム『ラッコM&A』(外部リンク)を運営しているラッコ株式会社より、サイト売買を検討している方に向けて、そのメリットや流れ、実際の取引の成功事例について解説していただきました。
目次
サイト売買(サイトM&A)とは
サイト売買(サイトM&A)とは、Webサイトを対象とした売買取引のことを指します。売買の理由はさまざまですが、サイトを売却したいと考えている売主と、新たにWebメディア事業を始めたい、または既存事業を強化するためにすでにパワーをもっているWebサイトを買収したいと考える買主の間で取引が行われています。
取引の主な対象は、収益を得る目的で運営されているアフィリエイトブログ、ECサイト、WebサービスなどのWebサイトです。近年では、収益化済みのYouTubeチャンネルやSNSアカウント(X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなど)を活用したメディアの売買も人気を博しています。
サイト売買は、比較的個人間での取引が多く、売主と買主をマッチングするサイト売買専用のプラットフォームを通じて行われています。売買対象がWebサイトという性質上、基本的には全ての取引がオンラインで完結するのが人気のポイントです。
取引の規模感も、サイトの集客数やドメインパワーによってさまざまです。個人運営の趣味で行っていたWebサイトでも数万円で取引されることもありますので、興味がある方は一度査定を検討してみることをおすすめします。
サイト売買の流れ
一般的なサイトの売買は、安全に取引をするために、専用のプラットフォームを利用します。ここでは、プラットフォームを利用した、実際の取引の流れについて解説します。
サイトの売買における手順は、7ステップです。ここでは、売主に注目した手順で説明します。
【手順】
1.査定・相場の事前調査
2.案件の登録
3.買主の交渉
4.事業譲渡契約の締結
5.買主による代金の支払い
6.サイトの引き渡し・検収
7.代金の受け取り・取引完了
1.査定・相場の事前調査
サイトの売却を成功させるためには、適正な価格設定が重要です。
相場を理解していない場合、安売りし過ぎる危険性がある一方で、逆に価格を高く設定しすぎて買主が見つからず、その間にサイトの価値が下がってしまう可能性もあります。
まず、自身のサイトがどれくらいの価格で売れるか、似た状況のサイトがどの程度の価格で売れているかなど、売買相場の調査と設定価格の検討を行いましょう。
2.案件の登録
希望売却価格の目安が決まったら、サイト売買サービスに案件を掲載登録します。サービスによって登録方法(自分で情報を入力して登録するものや、仲介担当者のヒアリングが必要なものなど)は異なりますが、掲載には審査が必要となります。
審査を通過すれば、案件の掲載が開始されます。
3.買主の交渉
案件の掲載が開始されたら、買主からの交渉申込みを待ちます。
買主からの申し込みを受けると、交渉スタートです。交渉の際には、運営の引き継ぎの容易さや、購入後のリスクが高くないかなどを確認するため、買主から以下の点などを質問されることがありますので、契約締結に進めるよう対応してください。
サイトを買いたいと考えている方は、この交渉フェーズでしっかりと疑問点を解消し、購入を検討しましょう。
質問例:
・サイトの具体的な運営作業内容
・収益やアクセス推移の詳細、証拠となる資料
・アフィリエイトの特別単価や外注体制の引き継ぎ可否
4.事業譲渡契約の締結
交渉が進行し、売却先となる買主が決まったら、事業譲渡契約の締結を行います。契約書のフォーマットは、サイト売買サービスが提供していることがある一方で、インターネットを活用して探すことも可能です。
契約の締結にはオンライン電子署名サービスを利用すると便利です。
5.買主による代金の支払い
サイト売買のためのプラットフォームを利用している場合、買主の支払い代金は、仲介業者であるプラットフォームに一時的に支払われます。譲渡が問題なく完了したことが確認でき次第、サイトの売主へと代金が支払われる仕組みが一般的です。
これは、譲渡物またはお金を持ち逃げされるリスクを排除して、安心して取引が行えるよう多くのプラットフォームで採用されています。
6.サイトの引き渡し・検収
契約の締結・支払いが完了したら、売主から買主へサイトの引き渡し(サイト移行)を行います。
サイト移行にはサーバー移転やドメイン移管といった専門的な知識が求められるため、サイト売買の過程で最も時間・手間・リスクが大きい作業となる可能性があります。そのため、サイト移行の代行をオプションサービスとして提供している売買プラットフォームを利用するのもいいでしょう。
全ての譲渡物の引き渡しが完了したら、買主による検収期間(譲渡物に問題がないか確認する期間)に入ることになります。
7.代金の受け取り・取引完了
買主による検収が問題なく完了したら、サイト売買サービスから売主へ売買代金が送金されます。これにより全ての取引が完了します。
サイト売買(M&A)の相場や事例をご紹介
ここからは、実際にどのようなサイトがどれくらいの価格で取引されているのか、売買相場や事例をご紹介していきます。
サイト売買の相場
サイトを売り出す際の相場は、そのサイトの広告収益の「1ヵ月の利益×12~24ヵ月分」です。
成約数・掲載数多数のサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』(外部リンク)が行った調査によれば、月間利益が1万円以上のサイトの平均成約金額は「月間利益の17ヵ月分」です。また、利益が0円・マイナスのサイトでも、約7割が5~30万円で売却されているという意外な事実も明らかになっています。
予算を抑えてサイトを購入したいと考える買主の方には、1万円からサイトを購入できるサイト売買プラットフォームもあります。
参考:【ブログ売却の相場】1,050事例の分析データとブログ売買事例14選(外部リンク)
成約事例のご紹介
サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』における実際の成約事例をいくつかご紹介します。
※以下の事例は売却希望価格であるため、実際の成約金額とは異なる場合があります。
・Vtuber / 歌い手の特化ブログ 売却価格:96万円(外部リンク)
Vtuber・YouTuber・歌い手などの情報をまとめた特化サイトです。月間利益約7万8,000円、直近の月間PVも20万以上と好調な実績が特徴的な案件です。
・暮らしや子育てに関する疑問解消サイト 売却価格:40万円(外部リンク)
暮らし、子育てのテーマに特化したWebサイトです。3~4つのキーワードを含むロングテール記事が多く、年間を通じて安定したアクセス(月間約4万PV)があることなどがポイントです。
・家電特化ブログ 売却価格:25万円(外部リンク)
家電の口コミ・レビュー情報に特化したブログです。月間利益約1万4,000円、月間4,000PVなど、しっかりとした実績があり、228記事とコンテンツ量も豊富な点が魅力です。運用マニュアルや売主による一定期間の無料サポートなど、初心者でも安心して引継ぎできるよう工夫されています。
・K-POP / 韓ドラ情報特化ブログ 売却価格:8万円(外部リンク)
K-POPなど韓国系のエンタメ情報に特化したブログです。利益はほとんど出ていませんが、検索1位の記事があること、アクセスが上昇基調であること、人気のジャンルであることなど、将来性のあるサイトとして買主から評価されやすく、無事成約につながっています。
今回ご紹介した事例はごく一部ですが、自分では趣味でやっているつもりだったWebサイトでも、数万円規模で成約できる可能性も十分にあります。サイトを閉鎖する前に、一度査定を検討してみてくださいね。
初めてのサイト売買なら『ラッコM&A』
ここまで、サイト売買における基本的な知識をご紹介しました。最後に、本記事を担当していただいた『ラッコM&A』のサービスをご紹介します。初めてのサイト売買でも安心してお取り組みできるポイントを中心にご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
初心者でも安心!全ての取引がオンライン対応
『ラッコM&A』は交渉から取引完了まで、サイト売買に必要な取引のほとんどがシステム化されています。オンライン上でやりとりができるので、24時間好きなタイミングで、取引を進めることができます※。進行がある場合、マイページやメール上でお知らせされるため、初心者でも迷うことなくスムーズにお取引いただけます。
※掲載審査 / エスクロー出金処理を除く
手厚いリーガルサポートで安心取引
取引のトラブル防止に欠かせない契約書周りも、ラッコM&Aならリーガルサポートが充実しています。
・弁護士監修の契約書自動生成(フォーム入力だけでかんたんに作成)
・契約はオンラインで締結(世界トップシェアの電子署名サービスDocuSignと連携)
・無料の弁護士チャットサポート(契約書に関する内容のみ)
独自で用意した契約書を使用するなど、当事者間で任意の方法で契約締結を行うことも可能です。
掲載数・成約数多数! 豊富な案件と買主が見つかる
ラッコM&Aは、累計掲載数は5,000件以上、累計成約数も2,000件以上(2023年6月2日時点)と、豊富な案件・購買意欲の高い買主様が集まるプラットフォームとなっています。
Webサイト / ECサイト / WebサービスのほかにもSNSアカウント(YouTube / Instagram / X(旧Twitter) / TikTokなど)・アプリの取り扱いも増えており、多角的なメディア事業 / ネットビジネスの展開・強化に役立てていただけます。
ラッコM&Aの特徴はマンガでわかるラッコM&A(外部リンク)でもわかりやすく解説しています。
まとめ
サイト売買は今や個人間で数万円から手軽に・サイト売買サービスを介することで安心して行うことができます。また、一見価値のなさそうな放置ブログ・趣味の個人サイトでも、意外な値段で売れることもあります。
・持て余しているサイト・ブログがある
・放置気味だけど閉鎖するのはもったいない
・アフィリエイトサイトに興味があるけど、どこから始めたらいいか分からない
・既存のメディア事業を伸ばしたい
そんな方はぜひ一度、どんなサイトが売られているか売却案件を眺めてみる(外部リンク)・サイトを自動査定してみる(外部リンク)ことをおすすめします。興味のあるサイトが見つかる・似たサイトが高値で売れているなど、意外な発見があるかもしれません。
注意事項
「ラッコM&A」でご購入されたサイトが、すでにバリューコマース アフィリエイトに登録がある場合、新規サイト登録のお申込みをいただけない可能性がございます。
その際は、お手数ですが、以下よりお問い合わせください。
サイトを売りたい人と買いたい人のマッチングプラットフォーム『ラッコM&A』(外部リンク)を運営。
売却手数料無料・掲載数 / 成約数多数。契約書の自動生成・無料弁護士相談・エスクローサービス・本人確認など安心して取引できる環境が整っています。WEBサイト(メディア / ECサイト / WEBサービス)に加えてアカウント(YouTube / Instagram / X(旧Twitter)など)・アプリの売買も取り扱っています。