アフィリエイトサイトやブログの運営をはじめてみたけれど、思うようにPV(ページビュー)数が伸びない、収益があがらないという場合は、サイト改善が必要かもしれません。サイト改善で重要なポイントは、自分のサイト(ブログ)の現状について、「主観的」ではなく「客観的」な視点で評価することです。主観的から客観的へと視点を変えることで、自分のサイト(ブログ)を客観的に評価できるようになり、取り組むべき課題が見えてくるはずです。ここでは、自分のサイト(ブログ)を客観的に評価するメリットや具体的な方法について解説していきます。

目次

主観的評価と客観的評価の違い

主観的評価とは、自分の好みや考え、自分が感じたことを基準とした評価方法のことで、客観的評価とは、自分ではなく自分以外の人の好みや感じたこと、多くの人に共通する感覚を基準とした評価方法のことをいいます。

客観的評価は、自分がどう考えるかではなく、自分以外の多くの人はどう考えるかという視点で評価します。客観的評価で重要なのは、調査結果のデータや数値、過去の事例や前例といった、多くの人が納得できる情報や事実を根拠とすることです。

サイト(ブログ)を客観的に評価するメリット

アフィリエイトサイト(ブログ)は、自分の好きなことや得意なことをテーマに、自分好みのデザインで作られることが多いですよね。そのため、どうしても主観的になりがちです。しかし、その視点を客観的に変えることで、今まで見えなかった多くの課題が見えるようになります。

サイト(ブログ)の良くないパターンに気づくことができる

主観的な視点では、自分のサイト(ブログ)を何度見ても、何が良くないのか、なぜアクセス数があがらないのかは見えてきません。主観的評価ではどうしてもサイト(ブログ)の良い部分にばかり目がいってしまい、悪い部分には気づかないものなのです。客観的な視点でサイト(ブログ)を評価することで、自分のサイト(ブログ)がなぜ良くなかったのか、そのパターンに気づくことができます。

誤った認知を正すことができる

誤った認知とは、分かりやすくいうと「思い込み」のことです。たとえば「情報量は多ければ多いほうが良い」という誤った認知から、商品情報をただベタベタと貼っただけのアフィリエイトサイト(ブログ) を作ってしまう方も少なくありません。

自分のサイトや(ブログ)を客観的に評価することで、誤った認知を正すことができ、それによって視野が広がり、自分が今取り組むべき課題はなにかが見えるようになるのです。

目標を抽象的に見ることができる

客観的な評価ができるようになると、目標を抽象的に見ることができるようになります。それにより、目標達成までの道筋や手段がひとつではないということに気づくことができ、おのずと道が開けてくるのです。

いまで何をやってもうまくいかない、どうしたらいいか分からないと行き詰っていた方も、選択肢は複数あるということに気づき、別の道からゴールに向かって走り出すことができるでしょう。

サイト(ブログ)を客観的に評価する方法

ここからは、サイト(ブログ)を客観的に評価する具体的な方法と、主観的から客観的へと視点を変えるコツについて、解説してきましょう。

サイト評価項目のチェックリストを作る

サイトの見やすさや使いやすさといったユーザービリティの評価については、次のようなチェックリストを作り、客観的な視点でチェックしていきましょう。

【アクセスのしやすさ】
(1)スマホ対応、タブレット対応に対応しているか
(2)サイト名やブログ名で検索すると1位に表示されるか
(3)SNSとの連携はされているか

【見やすさ】
(1)サイト(ブログ)の表示速度は適切か(1ページ2秒以内)
(2)サイト(ブログ)テーマに合ったデザインになっているか
(3)文字フォントや文字サイズは適切か(文字サイズを変えてもレイアウトは崩れないか)
(4)画像やイラストのサイズは統一されているか

【使いやすさ】
(1)サイトマップやサイト内検索の機能はあるか
(2)情報を探しやすい記事タイトルが付けられているか
(3)目次や見出しが付けられているか
(4)パンくずリスト ※は設置されているか
(5)どこをクリックするのかが分かりやすいか(下線はついているか)
(6)記事の内容は読みやすく面白いか(構成の起承転結など)
(7)関連する情報の記事を探しやすいか
※パンくずリストとは、Webサイトを訪れたユーザが今どこにいるかを視覚的にわかりやすくした誘導表示のことを言います。

評価項目をリスト化することで、現状を客観的に評価しやすくなります。第三者にチェックリストを渡してチェックしてもらうのも良いでしょう。

Googleアナリティクスでアクセス解析を行う

Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。アフィリエイトサイト(ブログ) の運営をしている方なら、知らない人はいないかもしれませんね。

Googleアナリティクスは無料ツールであるにも関わらず、かなり 充実した機能を備えていますが、Googleアナリティクスを使ったアクセス解析では、主に次のようなデータや数値を使って自分のサイト(ブログ)を客観的に評価できます。

・ユーザー数やセッション数、PV(ページビュー)数
・ユーザーの属性(年齢・性別・エリアなど)
・ユーザーの流入経路
・ユーザーが最初に見たページ
・サイト(ブログ)内でのユーザーの行動やよく見られているページ
・直帰率や平均セッション時間

【関連記事】「Googleアナリティクス」の使い方をどこよりもわかりやすく解説

SEO対策が適切に行われているか評価する

アフィリエイトサイト(ブログ)の運営において、SEO対策は非常に重要です。SEO対策のやり方はさまざまありますが、表示順位の全てはGoogleアルゴリズムによって決まります。「Googleアルゴリズム変動」や「Googleアップデート」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、Googleの表示順位は変動するものです。

そのため、SEO対策についても「これが正解!」という明確な答えはありません。重要なのは、自分のサイト(ブログ)のSEO対策が適切であるかどうかの評価を客観的な視点でおこなういうことです。

SEO対策が適切かどうかの評価は、Googleサーチコンソールなどの解析ツールを使って、客観的な視点でおこないしょう。また、SEO対策には記事(コンテンツ)が不可欠であり、記事の内容が検索順位を大きく左右すると言っても過言ではありません。サイト(ブログ)の記事を作成するときのポイントは次のとおりです。

(1)ユーザーの検索キーワードを意識する
(2)そのキーワードで検索するユーザー(検索者)が何を知りたいのか?を想像する
(3)検索者が知りたい情報や、多くの人に役立つ情報を盛り込んでいく

サイト(ブログ)の信頼性や安全性を評価する

自分のサイト(ブログ)が、「多くの人が安心して利用できる信頼性の高いサイト」になっているかどうかについても、客観的な視点で評価しましょう。サイト(ブログ)の信頼性や安全性を評価するポイントは、次のとおりです。

・セキュリティ対策がきちんと行われているか
・運営者の情報がきちんと掲載されているか
・プライバシーポリシーがきちんと掲載されているか
・リンク切れやHTMLエラーが出ていないか
・広告バナーが多すぎないか

サイトに掲載する記事(コンテンツ)の質を評価する

記事(コンテンツ)の評価についても客観的な視点でおこなう 必要があります。検索者が知りたい情報や、役立つ情報を記事に盛り込んでいくのはもちろんですが、その内容が正しいものであるか、最新の情報であるかについても確認していきましょう。

特に、「YMYL(Your Money or Your Life)」については、Googleのガイドラインにも掲載されているとおり「将来の幸福、健康、または財務の安定性に影響を与える可能性がある」とされています。そのため、お金やライフスタイルについて扱うサイト(ブログ)では、より信ぴょう性が高い正しい情報を掲載することが大切です。

さらに、記事のオリジナル性を客観的に評価することも重要です。ほかのサイトの記事をコピーしたものや、どのサイトにも書かれているような情報をただまとめただけといった記事は、価値の低いコンテンツとみなされる可能性が高いです。

コピペチェックツールを使うなどして客観的に評価をしたり、自分の経験をもとにした体験談などのオリジナルの情報を記事に入れていくと良いでしょう。

まとめ

今回は、自分のサイト(ブログ)を客観的に評価するメリットや具体的な方法について解説してきました。いかがでしたでしょうか?サイト(ブログ)の収益があがらない、PV数が伸びないなど、サイト運営がうまくいかないときは、その視点を「主観的」から「客観的」に変えることで、取り組むべき課題や目標達成までの道筋が見えてくるはずですよ。今回ご紹介した客観的評価方法を参考に、客観的な視点で自分のサイト(ブログ)を評価するようにしてくださいね。

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